簡単に使えて便利！「自動実装プロパティ」と「プロパティ初期化子」

private string name;

public string Name {
    get { return name; }
    set { name = value; }
}
    

自動実装プロパティ（簡略版）

public string Name { get; set; }
    

C#コンパイラが裏で自動的にフィールドを作成してくれます。

読み取り専用のプロパティも可能（getのみ）

public string Id { get; }  // 初期化はコンストラクタまたは初期化子で
    

�A プロパティ初期化子（Property Initializer）

自動実装プロパティと組み合わせて、定義時に初期値を設定することができます（C# 6.0以降）。

public string Status { get; set; } = "未設定";
public int Age { get; set; } = 18;
    

結果として

var person = new Person();
Console.WriteLine(person.Status);  // → 未設定
Console.WriteLine(person.Age);     // → 18
    

�B コンストラクタとの併用もOK

プロパティ初期化子での初期化はデフォルト値として扱われ、
コンストラクタで上書きすることもできます。

public class Person {
    public string Name { get; set; } = "名無し";

    public Person(string name) {
        Name = name;  // 上書きされる
    }
}
    

var p1 = new Person("花子");
Console.WriteLine(p1.Name);  // → 花子
    

�C getのみの自動実装（読み取り専用）

public DateTime CreatedAt { get; } = DateTime.Now;
    

このようにすると、一度設定されたら変更不可な「読み取り専用プロパティ」を作れます。

まとめ

自動実装プロパティを使うことで、シンプルかつ安全にデータを管理できます。
プロパティ初期化子を使えば、初期値の設定も簡単に行えます。
C#の標準的な書き方として多用されるので、しっかり覚えておきましょう！