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VBのメソッド(Method)について

Visual Basic(VB)における メソッド(Method) とは、処理のまとまりを定義したブロックのことです。メソッドを使うことで、繰り返し使いたい処理を再利用できたり、プログラムの構造を整理したりすることができます。

メソッドの種類

VBでは、メソッドには主に2つの種類があります。

  • Sub(サブプロシージャ): 戻り値のない処理
  • Function(関数): 処理の結果を戻り値として返す

Subプロシージャの基本構文

Sub メソッド名()
    ' 実行したい処理
End Sub

例:

Sub ShowMessage()
    MsgBox "こんにちは!"
End Sub

呼び出し:

Call ShowMessage()
' または
ShowMessage()

Functionの基本構文(戻り値あり)

Function メソッド名() As データ型
    ' 処理
    Return 値
End Function

例:

Function GetTotal() As Integer
    Return 100 + 200
End Function

呼び出し:

Dim result As Integer = GetTotal()

引数(パラメータ)のあるメソッド

メソッドに値を渡して処理をカスタマイズするには、引数を定義します。

Sub Greet(name As String)
    MsgBox "こんにちは、" & name & "さん"
End Sub

呼び出し:

Greet("田中")

引数と戻り値のあるFunction

Function Add(x As Integer, y As Integer) As Integer
    Return x + y
End Function

呼び出し:

Dim total As Integer = Add(10, 20)

クラスの中のメソッド

メソッドはクラスの中に定義して使うことができます。

Public Class Calculator
    Public Function Multiply(a As Integer, b As Integer) As Integer
        Return a * b
    End Function
End Class

Dim calc As New Calculator()
Dim result As Integer = calc.Multiply(5, 3)

ByValとByRefの違い

引数には ByVal(値渡し)と ByRef(参照渡し)があります。通常はByValが使われますが、呼び出し元の変数に直接影響を与えたいときはByRefを使います。

Sub DoubleValue(ByRef num As Integer)
    num = num * 2
End Sub

まとめ

メソッド(Sub・Function)は、VBプログラミングの基本中の基本です。繰り返し使う処理を分けて書くことで、コードの再利用性・見通しの良さ・保守性が大幅に向上します。引数や戻り値をうまく活用しながら、目的に応じたメソッドを作っていきましょう。