JavaScriptのif文とは？条件に応じた処理の書き方を解説

JavaScriptで「ある条件に応じて処理を分けたい」ときに使うのが if文（条件分岐） です。
プログラミングにおいて、条件分岐は非常に基本的で重要な構文です。

この記事では、if文の基本構文から、else・else ifとの組み合わせ、比較演算子、論理演算子の使い方までを丁寧に解説します。

if文の基本構文

if (条件式) {
  // 条件がtrueのとき実行される処理
}

例：

let score = 80;

if (score >= 70) {
  console.log("合格です");
}

score >= 70 が true のとき、「合格です」と表示されます。

else文：条件がfalseのときの処理

if (score >= 70) {
  console.log("合格です");
} else {
  console.log("不合格です");
}

条件が false の場合、else の中の処理が実行されます。

else if文：複数の条件を分けたいとき

if (score >= 90) {
  console.log("優秀");
} else if (score >= 70) {
  console.log("合格");
} else {
  console.log("不合格");
}

上から順に条件をチェックし、最初にtrueになったブロックだけが実行されます。

比較演算子の例

• ===：厳密な等しい
• !==：厳密な等しくない
• >、<：より大きい・小さい
• >=、<=：以上・以下

let a = 10;
if (a === 10) {
  console.log("aは10です");
}

論理演算子との組み合わせ

• &&（AND）：両方がtrueのとき
• ||（OR）：どちらかがtrueのとき
• !（NOT）：否定

let age = 20;
let isMember = true;

if (age >= 18 && isMember) {
  console.log("会員の大人です");
}

三項演算子（ifの短縮形）

簡単な条件分岐は三項演算子で書くこともできます。

let message = (score >= 70) ? "合格" : "不合格";
console.log(message);

if文の注意点

• 条件式は常にtrueまたはfalseに評価される
• Falsy値（false, 0, "", null, undefined, NaN）はfalseとして扱われる
• ===と==は厳密さが異なる（===を推奨）

まとめ

• ifは条件がtrueのときに処理を実行
• elseやelse ifで分岐を追加できる
• 比較・論理演算子を活用して柔軟な条件が書ける
• 短い条件には三項演算子も使える

if文を使いこなすことで、状況に応じた処理の切り替えが可能になります。
実際に条件を書き換えてみながら、動作を確認してみるのがおすすめです。