基本情報技術者試験の重要知識:IPアドレス/サブネットマスク
IPアドレスとサブネットマスクは、コンピュータネットワークで機器を識別し、通信経路を決定するための重要な情報です。
インターネットやLANの通信には欠かせない要素で、基本情報技術者試験でも頻出のテーマです。
IPアドレスとは?
- ネットワーク上で機器(PC、スマホ、サーバなど)を識別するための番号
- IPv4: 32ビットの数値を8ビットずつ4つに分け、10進数で表記(例:192.168.1.10)
- 各IPアドレスは「ネットワーク部」と「ホスト部」に分かれている
IPアドレスの例
192.168.1.10(プライベートIPの例)
サブネットマスクとは?
- IPアドレスのうち、どこまでが「ネットワーク部」かを示すビットマスク
- 「1」が並んでいる部分がネットワーク部、「0」がホスト部
サブネットマスクの例
255.255.255.0 → ネットワーク部:上位24ビット
この場合、同じ「192.168.1.xxx」の機器は同一ネットワークに所属することになります。
IPアドレスとサブネットマスクの関係
- IPアドレス: 機器を識別する番号
- サブネットマスク: そのIPアドレスが属するネットワークの範囲を定める
- 両者をAND演算することで、ネットワークアドレスが求まる
例:192.168.1.10 / 255.255.255.0 の場合
- ネットワークアドレス:192.168.1.0
- ブロードキャストアドレス:192.168.1.255
- 使用可能なホスト:192.168.1.1 〜 192.168.1.254
CIDR表記
- サブネットマスクのビット数をスラッシュで表す方法
- 例:192.168.1.10/24 → サブネットマスクは 255.255.255.0
基本情報技術者試験での出題ポイント
- IPアドレスの構造(ネットワーク部とホスト部)
- サブネットマスクの意味と計算方法
- ネットワークアドレスとホスト数の求め方
- プライベートIP/グローバルIPの違い
学習のコツ
- 2進数への変換を練習する(IPアドレスやサブネットマスク)
- CIDR表記と10進表記をセットで覚える
- ネットワークアドレスの求め方を図で確認する
まとめ
- IPアドレス: 通信相手を識別する番号
- サブネットマスク: 同一ネットワーク内かどうかを判断するマスク
- 試験では、構造・意味・計算方法の理解が必須
IPアドレスとサブネットマスクは、ネットワーク構成を理解するための基礎です。
基本情報技術者試験では、実際の数値例やネットワークの図を使って出題されるため、数値の意味と仕組みをしっかり理解しておきましょう。