Pythonの関数(Function)とは?定義・使い方・引数の基本をやさしく解説
Pythonの関数(Function)は、繰り返し使いたい処理をひとまとまりにしたものです。
関数を使うことで、コードの再利用・整理・保守性の向上が図れます。
関数の基本構文
def 関数名(引数):
処理内容
return 戻り値(任意)
例:
def greet(name):
return f"こんにちは、{name}さん!"
print(greet("さくら")) # → こんにちは、さくらさん!
def
キーワードで関数を定義し、return
で結果を返します(省略可能)。
引数のない関数
def say_hello():
print("こんにちは!")
say_hello()
デフォルト引数(初期値付き)
def greet(name="ゲスト"):
print(f"ようこそ、{name}さん")
greet() # → ようこそ、ゲストさん
greet("たろう") # → ようこそ、たろうさん
name="ゲスト"
のように、引数に初期値を設定することもできます。
複数の引数を渡す
def add(a, b):
return a + b
print(add(3, 7)) # → 10
引数をカンマで区切って複数指定できます。
可変長引数
def total(*numbers):
return sum(numbers)
print(total(1, 2, 3, 4)) # → 10
*numbers
のように書くと、任意の個数の引数を1つのタプルとして受け取ることができます。
キーワード引数と辞書形式の受け取り
def show_info(**info):
for key, value in info.items():
print(f"{key}:{value}")
show_info(name="さくら", age=20)
**info
は、キーワード付きの引数を辞書形式で受け取ります。
関数の戻り値
return
を使って値を返す
- 何も書かなければ
None
を返す
- カンマ区切りで複数の値も返せる(タプル)
def calc(x, y):
return x + y, x * y
a, b = calc(2, 3)
print(a, b) # → 5 6
まとめ
Pythonの関数(Function)は、処理をひとまとめにして再利用するための基本的な仕組みです。
def
を使って定義し、必要に応じて引数や戻り値を設計することで、柔軟で整理されたコードが書けるようになります。
初心者のうちはまず「定義 → 呼び出し → return」の流れを理解し、徐々にデフォルト引数や可変長引数なども試してみましょう!