Pythonの条件分岐（if文）とは？基本構文から応用までやさしく解説

Pythonの条件分岐（if文）は、特定の条件に応じて実行する処理を切り替えるための重要な構文です。 たとえば「数値が10以上ならメッセージを表示する」といった判断に使います。

if文の基本構文

if 条件式:
    実行する処理

例：

score = 80

if score >= 70:
    print("合格です！")

この例では、score が 70 以上なら「合格です！」と表示されます。

if / else（条件に合わなければ）

if score >= 70:
    print("合格")
else:
    print("不合格")

else を使えば、条件に当てはまらない場合の処理も書けます。

elif（else if：複数条件）

if score >= 90:
    print("優秀")
elif score >= 70:
    print("合格")
else:
    print("不合格")

elif を使えば、条件を段階的に分けて評価できます。

複数条件の組み合わせ

age = 25
has_ticket = True

if age >= 18 and has_ticket:
    print("入場できます")

and, or, not を使えば、複雑な条件も表現できます。

ネスト（入れ子）されたif文

x = 10

if x > 0:
    if x % 2 == 0:
        print("正の偶数")

条件の中にさらに if を書くことで、段階的なチェックも可能です。

比較演算子の例

• ==：等しい
• !=：等しくない
• >：より大きい
• >=：以上
• <：より小さい
• <=：以下

三項演算子（1行で書く条件）

result = "合格" if score >= 70 else "不合格"
print(result)

このように、if-else を1行で書く方法もあります（読みやすさに注意）。

注意：インデントが重要！

Pythonでは インデント（字下げ）が構文の一部です。 if の後の処理は必ず1段下げて書く必要があります。

まとめ

Pythonのif文（条件分岐）は、プログラムに判断力を持たせるための基本的な仕組みです。 if, elif, else を使い分けて、さまざまな条件に応じた処理を実装できます。

実践では、比較演算子や論理演算子と組み合わせて、柔軟でわかりやすい条件分岐を組み立てていきましょう！