Matplotlibとは？Pythonでグラフを描くための基本ライブラリ

Matplotlib（マットプロットリブ）は、Pythonでグラフや図を描画するための標準的なライブラリです。 特に pyplot モジュールを使うことで、簡単に折れ線グラフ・棒グラフ・円グラフなどを描くことができます。

Matplotlibの特徴

• 多彩なグラフ種類（線、棒、円、散布図など）
• 細かなカスタマイズが可能
• PandasやNumPyと組み合わせて使うことが多い
• 画像ファイルとして保存もできる

インストール方法

pip install matplotlib

基本の使い方（折れ線グラフ）

import matplotlib.pyplot as plt

x = [1, 2, 3, 4]
y = [10, 20, 15, 30]

plt.plot(x, y)
plt.title("売上推移")
plt.xlabel("月")
plt.ylabel("売上（万円）")
plt.show()

plt.plot() で折れ線グラフを作成し、plt.show() で表示します。

棒グラフ

labels = ["A店", "B店", "C店"]
sales = [100, 80, 120]

plt.bar(labels, sales)
plt.title("店舗別売上")
plt.ylabel("売上（万円）")
plt.show()

円グラフ

sizes = [30, 20, 50]
labels = ["食費", "交通費", "娯楽"]

plt.pie(sizes, labels=labels, autopct="%1.1f%%")
plt.title("家計の内訳")
plt.show()

散布図

x = [1, 2, 3, 4, 5]
y = [5, 7, 6, 8, 7]

plt.scatter(x, y)
plt.title("成績の推移")
plt.xlabel("テスト回")
plt.ylabel("点数")
plt.show()

グラフの保存

plt.savefig("graph.png")

plt.show() の前に plt.savefig() を使えば、画像ファイルとして保存できます。

複数グラフを並べて描画（サブプロット）

plt.subplot(1, 2, 1)
plt.plot([1, 2, 3], [1, 4, 9])

plt.subplot(1, 2, 2)
plt.plot([1, 2, 3], [9, 4, 1])

plt.show()

subplot() を使えば、1つの画面に複数のグラフを表示できます。

まとめ

Matplotlibは、Pythonで視覚的にデータを分析・表現するための定番ライブラリです。 pyplot モジュールを使えば、数行のコードで簡単にグラフを作成できます。

まずは plot や bar などの基本グラフから試して、少しずつタイトル・ラベル・色のカスタマイズにも挑戦してみましょう！