Accessの基本単位:レコードとは?
レコード(Record)とは、Accessのテーブルにおいて1件分のデータの集まりを指します。
行(横方向)として表示され、1つのレコードは複数のフィールド(列)に対応する値をセットで持ちます。
レコードのイメージ
たとえば「顧客テーブル」がある場合、1人の顧客の情報(氏名、住所、電話番号など)をまとめた1行が1レコードとなります。
例:
顧客ID | 氏名 | 住所 | 電話番号 |
001 | 山田 太郎 | 東京都港区 | 03-1234-5678 |
この1行が「1件のレコード」です。
レコードの特徴
- テーブル内の各行が1レコード
- 主キーによってレコードを一意に識別できる
- フィールドの内容に応じてテキスト・数値・日付などのデータが格納される
レコードの操作
- 追加: 新しい行としてデータを入力
- 編集: 既存のレコードの内容を変更
- 削除: 不要なレコードを削除
- 並べ替え/フィルター: 特定の条件で表示順や内容を絞り込み
フォームでの表示
レコードはフォーム上で1件ずつ表示・入力・編集することもできます。
フォームナビゲーションバーを使って、前後のレコードを切り替えることも可能です。
レコード数と制限
- 1つのテーブルに保存できるレコード数に理論上の上限はほぼなし
- ただし、1つのAccessファイル(.accdb)のサイズ制限は2GB
まとめ
- レコード: テーブルの1行=1件のデータの集まり
- 各フィールドに対する具体的な値を含む
- 主キーによって一意に識別される
- フォームやクエリでもレコード単位での操作が基本
Accessでは「1レコード=1データ単位」として設計・管理されており、
正確にレコードを扱うことが効率的でミスのないデータベース運用に直結します。