Accessのオブジェクト管理画面:データベースウィンドウとは?
データベースウィンドウ(Database Window)とは、Access 2003以前のバージョンにおいて使用されていたすべてのデータベースオブジェクト(テーブル、クエリ、フォームなど)を管理するためのウィンドウです。
現在のバージョン(Access 2007以降)では「ナビゲーションウィンドウ」に置き換えられています。
主な役割
- テーブル・クエリ・フォーム・レポートなどを一覧表示
- オブジェクトの作成、名前変更、コピー、削除が可能
- オブジェクトの構造を確認・編集する起点として使用
Accessバージョンによる違い
バージョン | 使用されていたウィンドウ |
Access 2003以前 | データベースウィンドウ |
Access 2007以降 | ナビゲーションウィンドウ |
データベースウィンドウの構成(Access 2003以前)
- 画面左側にオブジェクトの種類(テーブル、クエリなど)を選択するボタン
- 画面右側に、選択中のオブジェクトの一覧
- 「開く」「デザイン」「新規作成」などの操作ボタンが上部に配置
ナビゲーションウィンドウ(Access 2007以降)の概要
- Access 2007以降は、画面左側に表示されるナビゲーションウィンドウでオブジェクトを管理
- カテゴリや日付、オブジェクトの種類などでグループ化可能
- 検索ボックスから目的のオブジェクトをすぐに見つけられる
データベースウィンドウの操作例(旧バージョン)
- 「テーブル」タブをクリック → テーブル一覧が表示
- 右クリック → [デザインビュー] で編集
- [新規作成] ボタンから新しいオブジェクトを追加
注意点
- Access 2007以降ではデータベースウィンドウは廃止されており、代わりにナビゲーションウィンドウを使用
- 古い参考書や画面指導では混在している場合があるため注意
- 古い.mdb形式を扱う場合はデータベースウィンドウの知識も有効
まとめ
- データベースウィンドウ: Access 2003以前におけるオブジェクト管理の中心画面
- Access 2007以降では「ナビゲーションウィンドウ」に移行
- テーブルやクエリの設計・操作を一覧から直感的に行える
データベースウィンドウは、Accessの基本設計や操作を支える中核的な画面として活用されてきました。
現行バージョンではナビゲーションウィンドウに統合されていますが、旧バージョンの操作や概念を理解するうえで重要な知識です。