PHPの配列とは？複数のデータをまとめて扱う基本構文

PHPでは、複数のデータをひとまとめにして扱いたいときに配列を使います。
配列を使うと、同じ種類のデータを一覧として管理したり、繰り返し処理で効率的に操作したりできます。

配列の基本構文

$配列名 = array(値1, 値2, 値3);

PHP 5.4以降では、短縮記法も使えます：

$配列名 = [値1, 値2, 値3];

例：

$fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];

配列の中身を表示する

echo $fruits[0]; // りんご
echo $fruits[1]; // バナナ

インデックス（番号）は 0 から始まります。

要素の追加

$fruits[] = "ぶどう";

このように、インデックスを省略して書くと、末尾に追加されます。

配列の繰り返し処理（foreach）

foreach ($fruits as $fruit) {
  echo $fruit . "<br>";
}

配列の各要素を1つずつ取り出して処理できます。

連想配列との違い

通常の配列はインデックスが数値（0, 1, 2...）ですが、連想配列はキーを自由に設定できます。

$person = ["name" => "太郎", "age" => 30];
echo $person["name"]; // 太郎

配列の便利な関数

• count()：要素の数を数える
• array_push()：末尾に追加する
• in_array()：値が含まれているか調べる
• array_merge()：配列を結合する

例：

echo count($fruits); // 要素数を表示

まとめ

• 配列は複数の値をまとめて扱うための構造
• インデックス付き配列と連想配列がある
• [] または array() で定義できる
• foreach を使うと簡単にループ処理ができる
• 便利な配列関数も多く用意されている

PHPの配列は柔軟で使いやすく、Webアプリケーションのあらゆる場面で活躍します。
実際に配列を操作しながら、理解を深めていきましょう。