Excelの基本用語:ワークブックとは?
ワークブック(Workbook)とは、Excelで作成・保存される1つのファイルの単位を指します。
通常「〇〇.xlsx」という形式で保存され、この中に1枚以上のワークシート(作業シート)が含まれています。
ワークブックの構成
- 複数のワークシートを含むことができる
- ワークシートには表・グラフ・関数・データなどを配置できる
- ワークブック自体は、シートの「入れ物」のような役割
ワークブックの基本操作
- 新規作成: Excel起動後の「新規」から作成
- 保存: 「上書き保存」「名前を付けて保存」でファイルとして保持
- 開く・閉じる: 複数ブックの同時操作も可能
- 複数シートの追加・削除・並び替えが自由に行える
ワークブックの拡張子
- .xlsx: 通常のExcelファイル(マクロなし)
- .xlsm: マクロ(VBA)を含むExcelファイル
- .xls: 古いバージョンのExcel形式
- .xltx / .xltm: テンプレート形式
ワークブック間の連携
- 別のワークブックのセルを外部参照できる(例:='[売上.xlsx]1月'!A1)
- 複数ブック間でのデータ集計・統合が可能
ワークブックに関する便利な機能
- 保護設定: パスワードによる編集制限
- 共有設定: 複数人での同時編集(クラウド共有)
- リンク更新の確認: 他のファイルからデータを参照している場合の管理
ワークシートとの違い
- ワークブック: Excelファイルそのもの
- ワークシート: ファイル内で作業するページ(タブ)
- 1つのワークブックに、複数のワークシートを含められる
まとめ
- ワークブック: Excelのファイル単位で、複数シートをまとめる「入れ物」
- 保存形式や機能によって拡張子が異なる
- 他のブックとリンクしたり、クラウドで共有して使うこともできる
Excelを使う上では、「1つのワークブック = 1つのファイル」として考えるとわかりやすいです。
データを整理する際は、ワークブックで区切り、ワークシートで分類すると効率的に管理できます。
|