Excelの基本関数:COUNT関数とは?
COUNT関数とは、指定した範囲の中に含まれる「数値の個数」を数える関数です。
セルに入力された数値の個数だけをカウントし、空白セルや文字列セルはカウントされません。
基本構文
=COUNT(値1, [値2], ...)
- 値1: カウント対象となるセル範囲や値
- 値2以降: 追加でカウントしたいセル範囲(省略可)
使用例
- =COUNT(A1:A5): A1〜A5の中で「数値」として入力されているセルの個数を数える
- =COUNT(10, 20, "文字", 30): → 結果:3(数値が3つ)
COUNT関数がカウントしないもの
- 空白セル
- 文字列(例:"Apple")
- エラー値(例:#DIV/0!)
類似関数との違い
- COUNTA: 空白以外のすべてのセルをカウント(文字列も含む)
- COUNTBLANK: 空白セルの個数をカウント
- COUNTIF: 条件に合うセルだけをカウント
複数範囲のカウント
COUNT関数では、複数のセル範囲をカンマ区切りで指定することができます。
=COUNT(A1:A5, C1:C5)
→ A列とC列の数値セルをすべて合計してカウント
まとめ
- COUNT関数: 数値が入力されているセルの数を数える
- 文字列や空白はカウントされないので注意
- 条件付きのカウントをしたい場合は、COUNTIFやCOUNTIFSの利用が便利
COUNT関数は、データの中に「いくつ数値が入力されているか」をすばやく確認できる便利な関数です。
シンプルですが、集計や統計処理の基本となる関数なので、しっかりと覚えておきましょう。
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