Javaの基本「オブジェクト(Object)」とは?
Javaはオブジェクト指向プログラミング言語です。
その中心にあるのが「オブジェクト」という概念です。
オブジェクトは、クラスという設計図から作られる「実体」のことを指します。
オブジェクトとは?
オブジェクトは、クラスをもとに作られる実際のデータのかたまりです。
クラスが「設計図」なら、オブジェクトは「完成した製品」といえます。
オブジェクトの持つもの
- フィールド(データ・状態)
- メソッド(処理・ふるまい)
オブジェクトの生成
Person p = new Person("Taro", 20);
p.greet();
上記のコードでは、Person
というクラスから、p
というオブジェクトを作成しています。
new
キーワードでインスタンス(実体)を生成し、変数pがそのオブジェクトを参照しています。
オブジェクトの使用例
public class Person {
String name;
int age;
public Person(String name, int age) {
this.name = name;
this.age = age;
}
public void greet() {
System.out.println("こんにちは、" + name + "です。");
}
}
public class Main {
public static void main(String[] args) {
Person p1 = new Person("Hanako", 25); // オブジェクト生成
p1.greet(); // メソッド呼び出し
}
}
オブジェクトのポイント
- クラスから作られる「具体的な存在」
- オブジェクトごとに状態(フィールド)を持つ
- メソッドを通じて処理や動作を行う
まとめ
オブジェクト(Object)は、クラスをもとに生成される実際のデータ構造です。
Javaではすべてがオブジェクトで成り立っており、データと処理をひとつにまとめて扱うことが可能です。
初心者の方は、「クラス = 設計図」「オブジェクト = 実体」というイメージをしっかり覚えておきましょう!