Javaで他のクラスを使う「import文」とは?
Javaでは、他のパッケージにあるクラスやライブラリを使うために、import文を使います。
import文は、「このクラスを使いたい」と宣言する文で、ソースコードの先頭に書きます。
import文の基本構文
import パッケージ名.クラス名;
例:
import java.util.Scanner;
これは、java.util
パッケージにあるScanner
クラスを使うという意味です。
ワイルドカード(*)を使う
import java.util.*;
java.utilパッケージ内のすべてのクラスを使えるようにします。
ただし、読み込みすぎるとコードが重くなる可能性があるため、必要なクラスだけを個別にimportするのが基本です。
自分で作ったクラスのimport
別パッケージにあるクラスも、同様にimportして使うことができます。
// com.example.model.Person を使いたい場合
import com.example.model.Person;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
Person p = new Person();
}
}
同じパッケージ内のクラスはimport不要
同じパッケージにあるクラス同士であれば、import文を書かなくても自動的に認識されます。
static import(静的インポート)
import static java.lang.Math.*;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println(sqrt(16)); // Math.sqrt() と書かなくてもOK
}
}
staticなメソッドや定数を直接使えるようにする書き方です。
よく使うJava標準ライブラリのimport例
import java.util.Scanner;
(入力)
import java.util.ArrayList;
(動的配列)
import java.io.File;
(ファイル操作)
import java.time.LocalDate;
(日付)
まとめ
import文は、Javaで他のクラスを使えるようにする宣言です。
必要なクラスやパッケージだけを明示的にimportすることで、読みやすくて整理されたコードになります。
Javaに慣れるにつれて、importの使い方も自然と身についていきますよ!