複数のデータをまとめて扱う「配列(Array)」とは?
Javaで複数の値をひとつの変数で扱いたいときに使うのが 配列(Array) です。
配列を使えば、同じ型のデータを順番に並べて管理できます。
配列の基本構文
型名[] 変数名 = new 型名[要素数];
例:
int[] scores = new int[5]; // 要素数5のint型配列を作成
配列の初期化
配列には インデックス番号(0から始まる) でアクセスします。
scores[0] = 90;
scores[1] = 80;
scores[2] = 75;
scores[3] = 60;
scores[4] = 100;
まとめて初期化する方法
int[] numbers = {10, 20, 30, 40, 50};
String[] names = {"Taro", "Hanako", "Jiro"};
配列の要素にアクセスする
System.out.println(scores[2]); // 75
for文で配列をまとめて処理
for (int i = 0; i < scores.length; i++) {
System.out.println("scores[" + i + "] = " + scores[i]);
}
拡張for文(for-each文)
for (int score : scores) {
System.out.println(score);
}
配列の全要素を順番に処理したいときに便利です。
配列の注意点
- 要素数は固定(あとから増減できない)
- インデックスは0から(存在しない位置にアクセスするとエラー)
- 配列の長さは
配列名.length
で取得
よく使う型の配列
int[]
:整数の配列
double[]
:小数の配列
String[]
:文字列の配列
boolean[]
:真偽値の配列
クラス型[]
:オブジェクトの配列
まとめ
配列(Array)は、同じ型のデータをまとめて扱うための構造です。
要素数は固定ですが、インデックスを使って順番にアクセスできるので、大量のデータを扱うときに非常に便利です。
Javaの配列はシンプルで強力なので、繰り返し練習して慣れていきましょう!