Javaの処理を定義する「メソッド（Method）」とは？

Javaにおいて、メソッド（Method）とは特定の処理をまとめた命令のかたまりです。
「関数」とも呼ばれますが、Javaでは主にクラスの中に定義される関数のことを「メソッド」と呼びます。

メソッドの役割

• 繰り返し使える処理をまとめる
• クラスの機能（ふるまい）を定義する
• 入力（引数）と出力（戻り値）を使って情報の受け渡しができる

メソッドの基本構文

[アクセス修飾子] 戻り値の型 メソッド名(引数) {
    // 処理内容
    return 戻り値;
}
    

例：あいさつをするメソッド

public class Person {
    String name;

    public void greet() {
        System.out.println("こんにちは、" + name + "です。");
    }
}
    

例：引数と戻り値があるメソッド

public int add(int a, int b) {
    return a + b;
}
    

このメソッドは2つの整数を受け取り、合計を返します。

メソッドの呼び出し

Person p = new Person();
p.name = "Taro";
p.greet();  // → "こんにちは、Taroです。"

int result = add(5, 3);  // → result に 8 が入る
    

mainメソッドについて

Javaプログラムは、mainメソッドから実行が始まります：

public static void main(String[] args) {
    // プログラムのスタート地点
}
    

メソッドのポイント

• 処理を整理して再利用性を高める
• 引数と戻り値で柔軟に情報をやり取りできる
• mainメソッドはプログラムのエントリーポイント

まとめ

メソッド（Method）は、Javaで処理をまとめて定義する最も基本的な単位です。
引数・戻り値・アクセス修飾子を意識しながら、「何をするか」をはっきりさせたメソッド設計を練習していきましょう！